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魔法の料理
魔法の料理

  


魔法の料理

 あるところに、やさしいおじいさんといじわるなおばあさんがいました。

 ある日、「コンコン」。おじいさんが戸を開けると、かわいい女の子が立っていました。
「道に迷ってしまったのでとめてください。」
 心のやさしいおじいさんはあっさりと「」いいですよと言いました。
けれどもいじわるなおばあさんは、「やだね」と言っておこっています。

するとおじいさんがこっそりと言いました。「肩を持ってやるからあんしんしなさい」
するとおばあさんは、「私たちだってお金がなくてとほうにくれているんだ。金ははじぶんのを使っておくれ」と言って、寝てしまいました。

 次の日、おばあさんが目をさますとおいしそうな食べ物のにおいがしてきました。「何のにおいだね?」 すると、あの女の子が朝ごはんを作っていました。女の子が「おはようございます」と言うと、おばあさんは「ふん」と言ってテーブルすわりました。

 その女の子の料理は、村中のひょうばんになりました。それなのにおばあさんは「料理のざいりょうはじぶんのお金ではらいなよ」とばかり言い、耳にたこができくらいでした。

料理のひょうばんは、となりの町にも広まりました。するととなりの町の王子さまが「ぜひ食べてみたい」と言って、おじいさんのところにやってきました。おじいさんはまごつきました。

 するとそこへ、村人が「たいへんだ。あの女の子がゆうかいされた」とあわを食って走ってきました。王子さまは馬にのって女の子を助けにいくことにしました。

するととちゅうで、ふしぎなおばさんに「このドリンクを馬に飲ませれば馬の足がはやくなるよ」と言われ、信じて買ったけれど、あんまりききませんでした。

 そして地面にあしあとを見つけ、たどっていくとオオカミの森を取っていかなければなりませんでした。王子さまはゆうきを振り絞って森の中に入りました。すると百ぴきくらいのオオカミがいっせいにとびかかってきました。でも王子様ががんばって走りつづけると、やっとオオカミの森を抜けることができました。

 するとそこには一本足のへそが茶をわかすほどおかしなようかいがあらわれました。女の子を誘拐したのはこのようかいだったのです。

 王子さまはつい吹き出してしまい、戦う気にもなれませんでした。でも一口でも女の子の料理を食べたかったので、がんばって、とうとうたおしました。

 そして女の子と二人で村にもどり、ずっと幸せにくらしました。

おわり

 

 

 

 

 

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